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日本保守党の百田尚樹代表は15日、皇族数確保策に関する衆参両院の全体会議後の記者団対応で、女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持する案に反対を表明した。前例のない「女系天皇」誕生を促す恐れがあるとして、「皇統の危機を生じかねない」と述べ、反対の立場を明確にした。
政府が国会に提出した有識者会議報告書では、①女性皇族が結婚後も皇族身分を保持し配偶者と子は皇族としない案、②養子縁組などによる旧宮家の男系男子の皇族復帰案の二つが示されている。
①案は配偶者と子を皇族としないとしているが、百田氏は「将来的に配偶者や子に皇族の身分を与えよという声が必ず起きる」と指摘し、「男系の皇統を守るなら、リスクはできるだけ排除した方がいい」と語った。
全体会議で百田氏は②案を最優先すべきと強調。記者団には①案と②案について「セットで考える必要はない。全く別個の事案だ」と述べた。
百田氏は、他党の意見表明について「国会議員の皆さんは非常に傲慢やと思った」と吐露し、強い不快感を示した。
「皇統は2000年の歴史がある。全く先例のないことを『こうしろ、ああしろ』と。選挙で通っただけの国会議員が何様だと思っているのか。日本の歴史を同時に持っているのが皇室で、われわれが意見を言うのは非常に畏れ多い。その思いを持つべきだ」と苦言を呈した。
具体的な政党名や個人名は伏せた上で、「男女同権で女性差別はダメだ」「国民の総意によって決まる」といった声が上がったと明かし、「そういう問題とちゃうやろ」と反論。「皇室の血統を世論調査で決めていいのか。原理原則にのっとった上での国民の総意であるべきだ」と強調した。
②案が皇室典範に反映されても、旧宮家の男系男子で養子縁組に応じる人物が現れる保証はない。百田氏は「皆さんそれぞれに人権と自由意思がある。皇室典範が改正されても、旧宮家の方の人生を勝手に法律で強制することはできない。実現にはいくつものハードルはある」と語った。(奥原慎平)